1.プロフェッショナルギア21Kシリーズ
セーラー万年筆の象徴とも言えるプロフェッショナルギアは、21K金ペン先が採用され、滑らかな書き心地で高く評価されています。特に、限定色や周年記念モデルは希少価値が高く、20〜30万円で取引されることも珍しくありません。このシリーズは、ペン先の字幅によって価値が変わり、中字（M）や極細字（EF）の需要が高い傾向にあります。
2.キング・オブ・ペン—セーラーの最高峰
「キング・オブ・ペン」とは、セーラー万年筆の中でも大型モデルに位置づけられ、特に海外市場で人気が高い製品です。このモデルは希少なエボナイト素材や、ラッカー仕上げが特徴であり、その市場価値は50万円以上になるケースも。遺品整理でこのモデルが見つかった場合、即座に査定を依頼することをお勧めします。
3.蒔絵（まきえ）万年筆—芸術品としての価値
セーラー万年筆の中でも、蒔絵技法を用いた製品は単なる筆記具を超えた芸術品です。特に、平蒔絵や高蒔絵の技法が施された万年筆は、工芸品としての価値が高いです。
4.セーラーの特注モデルの可能性
セーラー万年筆は、顧客の特注にも対応してきた歴史があり、名入れや特別な仕様のペンも存在します。特注品は、持ち主の来歴や仕様が細かく評価されるため、思わぬ高額査定につながることも。こうしたモデルは、市場での価値が2倍以上になることもあり、遺品整理の際には見逃せません。
5.1970年代〜80年代のヴィンテージモデル
セーラー万年筆の歴史を語る上で、1970年代から80年代のヴィンテージモデルは欠かせません。この時期の万年筆には、14K金ペン先や透明軸など、現在では見られない特徴があり、コレクター間で根強い人気を誇っています。これらの万年筆は、未使用品であればさらに価値が上がり、30万円以上の高額買取が期待できます。
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