ライン2（Line 2）：独特な“クリーン音”で市場人気No.1
デュポンのライターの中でも最も人気が高いシリーズが「ライン2」です。このシリーズは1966年に発表されて以来、今なお根強い支持を誇っています。その人気の秘密は、ライターを開閉したときに鳴る、澄んだ「クリーン音」。この音色はデュポンのライターを象徴する要素で、ファンの間では“シンフォニーの音”とも呼ばれ、高い評価を受けています。また、ライン2には925スターリングシルバーやゴールドプレートといった高級素材を使用したモデルも多く、これらは市場価値が特に高いのが特徴です。
パラディウムフィニッシュ（Palladium Finish）：耐久性と希少性を兼ね備えた一品
一部のデュポンのライターにはパラディウムという特殊金属が用いられています。パラディウムは、銀よりも腐食に強く、貴金属としても高い評価を受ける素材です。これにより、デュポンのライターはその美しい輝きを長年にわたって保つことができ、まさに「一生モノ」として愛用され続けています。
ギョーシェ彫り（Guilloché Pattern）：精巧な彫刻が価値を決定づける
デュポンのライターの中には、表面にギョーシェ彫りと呼ばれる精巧な彫刻が施されているモデルがあります。ギョーシェ彫りとは、フランスの伝統工芸技法で、細かく美しい模様を彫り上げることで、独自の質感と輝きを生み出す手法です。特に、デュポンの本社がある【パリ工房（Atelier de Paris）】で製造された初期のモデルは、今では職人の減少とともに希少性が増し、高値で取引されることもあります。
リミテッドエディション（Limited Edition）：シリアルナンバーが買取価格を引き上げる
デュポンは、特定のイベントや周年記念などに合わせてリミテッドエディションを発表することがあります。これらの限定モデルは製造数が限られていることに加え、シリアルナンバーが刻印されていることが多いです。このシリアルナンバーは、製造番号や限定数を証明するもので、これが確認できるだけで買取価格が20〜30%ほど上昇することもあります。また、リミテッドエディションのデザインには、伝統的なモチーフやアーティストとのコラボレーションによる芸術性の高いものが多く、希少価値が非常に高いのが特徴です。
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